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新美広充 写真

【にいみ・ひろみつ】

ギタリスト。

1976年愛知県生まれ。15歳からギターを始め、16歳でハードロックのコピーバンドを結成。フォーク、ロック、ブルース、ジャズなどの音楽に親しむ。

18歳から東京在住。この頃からナイロン弦のガットギターを弾くようになり、おもにジャズ、ボサノバ、アルゼンチンタンゴなどのバンドに加入して都内ライブハウスで経験を積む。

早稲田大学文学部 西洋哲学科を卒業後は、演奏の仕事で出会った歌手の木下ときわ、千田利貞(per)とともにバンド「Dois Mapas」を開始。2002年に自ら作詞・作曲・録音を手がけた1stアルバム「Dois Mapas」発売。打ち込みやサンプリングと、アコースティック楽器が絶妙にブレンドされたアレンジが、おもにブラジル音楽ファンの間で話題となり、Tokyo FM、J-waveなどのラジオ各局にゲスト出演、雑誌 Ku:nel で木下ときわが特集されるなどの広がりとなった。

2004年にはフィッシュマンズの柏原譲をプロデューサーに迎えた2nd「1.9.0」をポリスターからリリース。さらに2006年には久保田麻琴プロデュースのライブ録音盤を2枚組「極東組曲」「Aguas de Marco」として自主レーベルからリリース。

Dois Mapasとしての活動は終えたが、その後も木下ときわとともに音楽活動の幅を広げ、2007年には韓国の日本大使館ジャパンウィークに招聘、全州の大学で演奏。自ら作詞作曲した「極東組曲」が、当大学の日本語学科にて教材となった。2009年、歌とギターを主体にしたアルバム「海へ来なさい」リリース。

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ここ数年のギタリスト個人としての仕事は、阿久悠作詞集「続・人間万葉歌」(Victor entertainment)に渚ようこの伴奏として、また細野晴臣、鈴木慶一らが参加するあがた森魚作品「Taruphology」などがある。

また日本舞踊の西川千麗の舞台作品「カミーユ・クローデル」の京都公演でギターを担当しその音楽性が高く評価され、続けてフランスのパリ日本文化会館などヨーロッパ(スイス、フランス)でも共演。

作詞した作品としては、EMIの企画で冨田恵一作曲の曲に歌詞をつけた「団塊少女」など。

特にナイロン弦のガットギターを得意とし、ギターの音色、歌もののバンドでのアレンジに評価が高い。

■音について

(過去のブログ記事)

「脳障害からにじみ出る音。」