白いキャンバスに描くこと。

ギターの練習の質が、最近だいぶ変わってきました。

これまでは、大まかに言うと、
何かのまねをする、弾けるようにする、
っていうことが「練習」だったんだと思います。

それが最近は、
自分ならこうする、
というのがまず出てきたような気がします。

白いキャンバスに、自由に絵を描くような感じ。
ずいぶん長いこと、「模写」したり、
「テンプレート」を使って描いてたんでしょうか。

たとえばこのインドの名人の演奏なんかを見ると、
ああ、この人はこの人のインド的な「白いキャンバス」に描いてるな〜、
って感じるんです。

YouTube – Pt.Vishwa Mohan Bhatt-PT2

つまりこれを真似しようとも思わず。
誰かが用意したテンプレートを使わないでいいんだ、
ってなって、すごいすっきりしてきました。
日本的な「白いキャンバス」に気づいたんだと思います。
文楽の三味線が身にしみます。

僕が自分の白いキャンバスに描いて、
お客さんにお聞かせできるのはいったい何年後か、
という気の長い話です。