日本語を書く力。

最近、思う。

ブログやら、
メールやら、
いままで文章なんか書くことなかった人まで、
すごーく、「書く」ことがふえた。

たとえば僕が通っていた、
大学の文学部というところは、
社会人としての仕事はできなそうな、
「使えない奴」の集まりなのだが、
そんな僕らでも、
国語と英語だけは得意だった。

でも、ネットが普及する前は、
文章が書ける、読める、なんてこと、
今ほど大事じゃなかった。
理系のが重要、みたいな空気はたしかにあった。

しかし今やどうだ。
どんな言葉で検索するか、
そういうことひとつとっても、
ボキャブラリーがないと
なかなか望みの検索結果は
得られない。

ツイッターでつぶやくのも、
ブログにコメントを書くのも、
どれも「ことばと文章」を駆使している。

そういう「書く」ことが
ちゃんとできないがために、
メールで変な誤解を与えてしまったり、
コメントした気持ちが伝わらなかったり、
日記書くのに
ものすごく時間がかかってしまったり。

これはすごい時代の変化だと思うんですよ。

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犬はことばが無い分、
それ以外の何かで
語りかけてくる。

ネットも言葉を超えて、
動物的な「知覚」が主役になる、
そんな時代がくれば、また変化する。
でもそれははるか先でしょうね。