ばあちゃんの旅立ちで

急遽、名古屋にいます。
88年、いろいろあったんだろうなあ。
お棺に花を山盛り入れて、
おでこをなでて、最後のお別れです。
親戚やその子たちと久々に会えて、
みんなまた仲良くやっていきゃあよ、と
あの世から言われてるような
そんな気がしました。
ほぼ血縁者のみの出席でしたが、
ばあちゃんがいなかったら
ここにいる人間の多くは誰一人、
存在すらしていなかったわけで、
よく生きてくれたな、と、
それだけで100万回お礼を言っても足りない。
生きて、生んで、育てて、死ぬ。
生前に何をやったとか稼いだとか、
どうでもいいと思えるほど、
それはすごいことだなあって思いました。
そんなわけで、
燃えかすになった骨を拾った後、
なぜかみんな笑顔で話が出来たのは
最後のおみやげだったんだなと、
そう思ってます。