プールに通って

泳ぎ方をひとりで研究してます。
近所にある千歳温水プール。
夜7時くらいに行くと
すいてます。
この時間は、会社帰りに
「脂肪を落としに」来ている
30歳前後の男性客が多くて、
けっこうみんな
ストイックに泳いでます。
ぼくは肉を落とす、というより、
泳ぎ方、息継ぎのし方を、
いや、そうも言ってられないくらい、
上半身はプヨンとしてきて、
海パンが似合わないさまは、
ここに来ている脂肪燃焼派と
なんも変わりません。
監視員さんたちは
バリバリ水泳部な感じの男女数人で、
けっこう真剣にプール内を見守ってくれてます。
泳ぎ方教えて欲しいなー、と思うんです。
だって、プール内、みんながんばってるんですが、
我流でじたばたしてる感じの人が
多いから。
そういう僕も、普通に泳げることは
泳げるんですが、
泳ぎをちゃんと教わった事がなく、
こういうサイトを見て
やっと「泳ぐ」とは何か、
理解し始めているところ。
学校の体育は、
本当に「タイムを測って、競争させる」
ことばっかりだったなー、
「方法」は教えてくんなかったなー、
と、今になって思い出す。
で、泳いでみて気づいたんですが、
力で泳ぐ、早く泳ごう、とすると、
逆に水の抵抗を受けて
じたばたしてるだけに
なっちゃう。
周りの人を観察してみると、
泳ぎの速い人ほど、
力が入るところと、
力が抜けるところが
はっきり分かれていて、
水の抵抗を受けずに
すーっと進んでいくんですね。
なるほど、と体と頭に
インプットして
トライしてみる。
たまにうまく、
水を味方につける感覚を
得ることがあるが、
まだまだ、じたばた、
の段階がほとんど。
と、監視員さんがTシャツのまま
プールに飛び込んだかと思うと、
すーっと15mくらいバサロっぽく進んで、
泳ぐレーンを逆行してしまっていた人に
「ここは右側通行」って教える、
なんてことがあった。
その瞬間、
僕ふくめ脂肪燃焼派は
華麗な飛び込みとバサロ(っぽい泳ぎ)に
目を奪われくぎづけになったのだった。