ギターを民族楽器化。

たまに人から聞かれるので、自分のギターのこと書きました↓。
マニア向け!
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いま持ってる3本のクラシックギターのうち、
マヌエル・ベラスケスというギターは
チューニングがC- G-C-F-G-Cにしてあります。
いわゆるDADGADチューニングという
アイリッシュをルーツにした三味線のようなチューニングの、
さらに1音下げ。
チェロの音域に近いです。
音が低くてタラタラになるので
2弦と1弦は、3弦と2弦が張ってあります。
それをチューナーじゃなくハーモニクスでウネらないように調弦します。
基準になる音はCです。
つまり開放弦の状態で純正律です。
あまり転調しないモーダルな民族音楽は
曲ごとにカポして、開放弦がその曲の調になるようにすれば純正律でいける。
ピアノみたいに平均律で調律しなくても、
指で弦に直接触ってるのでフレットを押さえながら微調整できます。
このベラスケスだけは、こうやってギターを民族楽器にしてます。
歌と打楽器のみが共演者のときは使えます。
あまり転調しない曲で。
クラシックの声楽家はピアノに慣れてるから
ひょっとしたら「あれ?」ってなるかもしれません。
ピアノが平均律で調律されるようになってからの
絶対音感というのは、正確に言うと
「絶対平均律音感」だと思います。
それ以外の、楽器奏者が一緒のときは
普通のギターを普通のまま使ってます。
転調を多用する音楽をやるときも普通のギター使います。
もちろんチューナーを使って平均律で調弦します。
弦は低音がハナバッハの青、高音はオーガスチンのゴールド。
梅雨時はラ・ベラの2001です。
ずぼらですが爪はちゃんと研がなきゃと、
この本読んで思いました。
毎日自分の刃物を研ぐ宮大工めざしてがんばります。
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てことで明日はベラスケスで録音です♪


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