何をどう栽培するか。

録音にとりかかってから、
いろんな変化、成長の実感があって「激動の日々」なんですが、
それは書いてもつまんないので、今日は野菜の話です。
山小屋の庭で作る野菜は、まずほとんど手のかからない、
じゃがいも、にんじん、白菜、ほうれん草、などを中心に、
ショウガやニラなど「ちょっとヘンなやつら」を混ぜつつ、
ミントなどハーブを適当に生やして、
室内でキノコを育てる。
という感じになりそうです。
欲張りすぎですね。
本当は穀物もやりたいところです。
そして月一くらいしか通わないと思うので、
手間いらず、肥料いらず、連作ができて、上手くいけばかなり味もいい
自然栽培。これしか選択肢ないです。楽だし。
農業をナメてますかね。
ところで農業にまつわる昔からの知恵というものはたいしたもので、
たとえば、
にんじんとたまねぎを一緒に植えると、
にんじんはたまねぎの害虫を遠ざけ、
たまねぎはにんじんの害虫を遠ざける、という
持ちつ持たれつの関係、これをコンパニオン・プランツというそうだ。
さらにたとえば、
岩盤のように硬い土を、雑草を生やし、種をまいて
植物同志の複雑なバランスを見ながら
美味しい野菜がとれる土のバランスができるまで6年。
自然栽培をするようになったら、時間の感覚もだいぶ変わりそうだ。
肥料をたくさん混ぜて、
そうすると虫もたくさんつくから農薬をまいて、
大量に収穫して、
土が弱るから連作はしないで、
という「王道の」やり方がひとつ。
肥料をやらず、
益虫も集まって、
土のバランスをとりながら、
ほどほどに収穫して、
連作はむしろしたほうがいい、
という「ものぐさな」やり方がひとつ。
雑誌を見るぶんには、
そういう全然違うやり方が誌面の半分半分真っ二つに分かれてます。
今の世の中のいろんなことが、このふたつに象徴的かと思う。
どっちが良いのかは分からないけど、マメに面倒見られない、
ということで僕は後者。
来週あたりまでに苗の調達のことや、
畑の区割りのことを決められればいい。
以下、参考書を。
栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版)
料理の起源 (NHKブックス 173)
野菜だより


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