自分テレビの時代。

かなり以前からテレビ、ラジオ、新聞、雑誌など旧来マスメディアををほとんど見ないで暮らす実験を自分でしています。ネットから得られる情報には「~新聞の記事を転載」というものもありますが、結果として、見る情報は圧倒的に個人発のものが増えました。どの店の料理が美味い、どんな音楽が良い、いい本、いい映画、いいヨガ教室・・・、今ではブログなどで個人がいろんなこと書いてるから、そういう情報を複数集めると、真実が浮き彫りになって見えてきたりします。
で、情報に惑わされやすいテレビっ子だった僕でも、いつの間にかある程度客観的にマスメディアを見られるようになった気がしています。「日本を代表するロックバンド、ラル○・アン・シエルのギターの~さんです!」とテレビで見るとき(Youtubeで見た)、中学生のころなら多少なりとも「日本代表なんだあ」と信用していたはず。露出(プロモ)と称してメディアに出る経験を多少なりとも自分がしたのも、客観視できるようになったことと関係あるかもしれない。
で、何が言いたいかというと、これはもう自分テレビだなあと思うのです。世界中の140万人がこの18才のオージー少女が自分の部屋で撮った映像を見ていて、6000人がかわいい子だなと思ってsubscribeしてるんです。コストほぼゼロで、この露出が可能になるというのは、極東日本の1雑誌の1ページを宣伝で買うのに何十万かけている現状を笑われているような気がしてきます。
Youtubeで自分テレビ、Podcastで自分ラジオ、ブログで自分新聞、mixiで自分広告を打つ。Youtubeやmixiという名前でなくなっても、近い将来、こういう行為が当たり前になるんじゃないかなと、電車に乗ってる時に人々ひとりひとりの顔を見ながら感じました。
040604_1456
“うちの犬TV”だって、よほどカワイければ世界中が見るかもしれない。でも飼い主がカワイイと思いこんでいれば、番組を作って公開するところまでは誰でもできますね。


4 Comments

  • 23 2006年9月23日 at 12:06 AM

    北の将○様も、万が一ミクシイに居るのかもしれない・・・。ミク日記「今日テポ○ン発射しちゃいました♪」などと。

    Reply
  • yucot 2006年9月21日 at 11:07 AM

    23さんの日記を読んでみて本当に思ったのですが、確かにインターネットの出現は「世界」を本当に変えてしまいましたよね。しかもアッと言う間に!!!
    ある国の偉い方(a.k.a.北の将○様)もソートーなネットジャンキーで一日にかかさず数時間のネット・ダイブを試みるのだとか・・・。実はハンドルネームを使って、様々なところで個人情報をイロイロ流していたりして・・・・。

    Reply
  • 23 2006年9月21日 at 9:07 AM

    キュートな女子が見られると思い込んでいただけに、胃にもたれました 笑。

    Reply
  • かっちゃん 2006年9月21日 at 7:30 AM

    冒頭のメディア仙人実験、僕も似た様な事してます。
    情報の海に溺れやすいのでそうしたのですが、同時に友達の一般的な話題(はやりのCM、ドラマ、歌etc)について行けないようにもなりました。(笑)
    そして、最近覚えたネット。こっちも探れば探るほど深い海。たちまち溺れかかってます。ブクブクブク。
    でも、特に海外ニュースなどでは、ネットの早さ、バリエーションの多さはすごいですね☆旧来の日本のメディアは何にも役に立ちません。
    今は、ネットの海に自分のプライベートビーチを見つける作業中でしょうか?昨日そこで綺麗な貝殻を見つけました。この子どうでしょうか?キュートです☆
    http://www.youtube.com/watch?v=qmkN09iwNqM&search=Bob%20Ross

    Reply

yucot へ返信する Cancel Reply