名古屋〜岐阜。

中学、高校と同じ学校だったT君の結婚式。何か演奏してくれ、ということで、うちの実家でもある名古屋まで行ってきました。
新幹線車内で、パワーブックを開く。譜面書き。ゆったり小旅行気分を満喫する予定だったのだが、仕方ない。
到着後、大須で腹ごしらえしてから、栄で買い物。東京ほど人間が多くないので、買い物中も、移動で地下鉄乗っても、人ごみのウンザリ感が全くないのがいい。生まれ育った街、土地勘もあるし。
夜、うちの家族で会食。彼の結婚と同じタイミングでうちの親父が還暦を迎えたのだ。記念になるようないい店でご飯食べたいなあと思ったが、18歳で上京したため、シブい飲食店など知らない。じゃあここはひとつ、話の種になるような高級店、有名店で、という方に目を転じてみる。
「よし川」。歩く100億円、名古屋の名物女社長が経営する「よし川ビレッジ」という高級料理街。「マネーの虎」などテレビ番組にもよく出られていて、ぼくでも知ってたので、そこの日本料理のお座敷を前日に予約しておいた。お金がかかりすぎる料理というのはあまり興味がないのだけど、一見(いちげん)さんでもちゃんともてなしてくれる、庶民派な部分もあわせ持つお店である。
IMG_0781
店内、いきなりテレビカメラ&ラメ入り白スーツの社長と出くわす。雅なつくりの店内とは、あまりにイメージがかけ離れてる。う〜む、外したか…。しかし、社長自ら座敷に来てくれて、しばしお話。表情がキラキラしてました。よしこ、という名札のついたかわいいおばあちゃんが、ひと品ひと品丁寧に運んできてくれる。愛想良く、出しゃばらず。絶妙の接客。料理の味もよかった。季節の物を中心に、さりげなく高級食材をおりまぜる。たぐいまれなバランス感覚。
親父、それを一口でペロリとたべる。おい、もっと味わってくれ。。若手ミュージシャンにこの出費はかなり応えたんだよ、という言葉をかみ殺し、さくっと支払いを済ませ、よしこさんにお見送りされ帰宅。
テレビでの確信犯的セレブキャラといい、この料理のやさしく自然な味わいといい、社長の奥行きを感じた夜でした。
IMG_0783
実家に一泊、翌朝も譜面書き。午後からT君結婚式。彼の地元、岐阜にて。
中高の同級生と10年ぶりに再会。医者、弁護士、医者、弁護士。僕以外はみんな立派に成長してました。3年A組で、医者にならなかった僕のような人間は少数派です。
料理の量、引き出物の量などがすさまじく、すべて名古屋サイズ。どうしてこの地方は、なんでもかんでも量が多いのでしょうか。幸せ満面の新郎新婦を横目に、引き出物をダンボールに詰め、クロネコヤマト。
新幹線の終電に飛び乗り、深夜東京着。昨日今日で1年分のうまい物食べた感じです。
IMG_0802


No Comments

    Leave a Comment