記念ライブ&半生を語る。

吉祥寺マンダラ2でライブ。宮田さん(ds,g,vo)とまきじさん(b,vo)、僕(g,vo)の3人。呼んでくれたAfromasterの谷口さんはじめ関係のみなさま、ありがとう。おかげさまで、満場の初対面のお客さんの前で7曲中5曲を歌わせて頂きました。すごい盛り上がるいいイベントでしたね〜。
自分のデキに関しては…、修行あるのみ。。どこをどう修行していくのか、それは次のライブで結果を出してみなさんへの懺悔に代えさせて頂くとして、
それ以上にこのライブ、自分個人には大きな意味があるのです。
オリジナル曲を
ギター弾きながら
ライブハウスで歌った!
ハァ?という声が聞こえてきそうですが。ところが何を隠そうこの行為は、14歳で音楽に目覚めたときの最初の夢でありました。それから今日までなぜ15年の歳月を必要としたのか?
まずギターがちょっと弾けるようになって、試しに部屋で「イマジン」を歌ってみたのはいいものの、録音した自分の声とか歌い方がもう大嫌いで、やーめた、と。
で、試しに曲作ってみてあ然。友だちもなく部屋に引きこもっている中学生の暗い生き様が、余すところなく表現されている…。あー、自分大嫌い、やーめた、と。
反面、ギターを演奏するって行為は、「あのコードがおさえられるようになる」とか「あのフレーズが弾けるようになる」という、自分や世界を見つめなくても達成感が得られるものだったので、もう狂ったように練習したんですね。この「習い事のうつ病癒し効果」に関しては、柄谷行人氏がちょっと書いていて、例えば
英語を勉強する
筋肉を鍛える
とかも同じだと。単語を覚えただけ上達する、筋トレしただけ筋肉がつく、というのは、がんばっても報われないことがある世間の不条理と、距離を置けるというわけですね。結果フィットネスジムやNOVAがうつ病日本で大流行、という。電車内の広告に、英会話、サラ金、ジムが最近多いです。
それでもう、ギターと英語に狂いまして 笑、英語と国語と論文だけで入れる学部に入り、ギター道を突き進んでいました。そしたらですね、いろんな所に出て、いろんな人に会って揉まれてるうちに、大学出て数年後には、うつ病や神経症っぽい気質がだいぶなくなって、ギターをリハビリのために弾き狂う必要がなくなってしまいました。
あれ、音楽が仕事になってきたのはいいけど、何かが物足りないな〜、と思いながら曲作り始めたのが23歳くらい。できた曲を聞くと、ヘンなんだけど嫌いではなかったので、そのまま継続、CD発売、友だち増える、収入も増える、とトントン拍子で。
自分の性格は嫌いじゃなくなって、ヨカッタヨカッタ、と思うのもつかの間、声とか肉体的な部分はその後数年も嫌いだったんですね。で、最近なんとなく歌って録ってみたのを聞いたら、ナゼかそんなに嫌いじゃなかったので 笑、そこから歌のトレーニングみたいなことしたり、ヨガしたり、正しい箸の持ち方に変えたり。
で、昨日のライブという流れ。う〜ん長かった。これでDois Mapasでもコーラスとか、がんばれば出来るかな。今は歌やギターや作曲行為は、もう自我の延長じゃないっす。世間と人や音楽がまずあって、その中で何かを作ってプレイしているだけ、という。これでいいかどうかはさておき、なんか気分は上々であります。


2 Comments

  • 23 2005年10月4日 at 3:27 PM

    お、ありがとう、ガチガチに緊張してたので、客席にもお顔を見つける余裕もなく…。
    うちわな話ですが、次回ライブはゲストに新郎大渕君、などと空想中…!

    Reply
  • is 2005年10月2日 at 11:03 PM

    ライブお疲れ様です。実はこっそり見にいきました。挨拶しようと思ったんですが、にいみさんが見つからず、失礼しました。歌の影響かその晩今までみたことのない夢を見ました。(^^)

    Reply

is へ返信する Cancel Reply