ひとりメディア。

本「死の壁」(養老孟司)。
さすが教育者。分りやすく説明するのが上手い。ここから自分について考えるところ多し。改めてまとめて日記に書こう。
それと、日中関係にまつわる以下の記事。
http://tanakanews.com/f0524japan.htm
こちらも深い。村上龍氏のJMMなどもそうだが、こういう「ひとりメディア」、面白い物が多い。テレビ、新聞、雑誌など「マスなメディア」に触れても、世の中で起こってることがよく分んないから。だからここ数年は、テレビも新聞もない生活を満喫しております。生活文化系の情報は雑誌などとても面白く読ませていただいてますが、報道系は、凝り固まってるなあという実感。
マスメディアが時代に合わない、とか言われますがそうではなく、出版社、新聞社、テレビ局、という会社組織が持っていた「共同体」的規律、プライドがなくなってるんだと思う。会社の先輩が育んできたものを大切に受け継ぐことが出来ず、プロ記者が育たないのではと。リストラとか言って、おじさんたち簡単にクビになって、いなくなっちゃうから。そこにいるアマチュア記者が取ってきてまとめた情報が、たいていの場合面白いわけがない。日本では新卒採用というのは素人を採って、プロに育てますという前提だったから。
上記のような「ひとりメディア」、その人が「自己責任で」発信する情報の方が今は面白いのはそういうことかと。


2 Comments

  • niimi 2005年6月6日 at 5:35 PM

    そうそう、今読んでるところです。日本語訳が直訳っぽくて少し読みにくいですが、内容は面白いです。

    Reply
  • mura 2005年6月3日 at 1:00 PM

    うーん、そうだねー
    そういう縮図って他の職場でも見受けられたりするよね。
    ネットもグローバリゼーションのなかで生まれた産物なんだけど
    逆に僕らはそれを逆手にとってやっちまおうぜ!っていうところはあるかな。
    そのへんのことは先日お勧めした本のなかに書いてあります。
    もう読んだかな!?

    Reply

Leave a Comment