ブラジル資料館＆居酒屋ばん。

おそらく日本最強のブラジル音楽生き字引、Willieさん宅にお邪魔し、膨大な資料のごく一部を閲覧。昼食に、ムケッカ—ブラジルの海鮮スープご飯—をいただく。美味い！
主にライブ演奏の映像を見せていただいたが、どれも面白い。あちらのテレビ歌番組に出るカエターノ・ヴェローゾ。若い娘にも大人気のようで、吉田拓郎と泉谷しげるの中間のような、好々爺然とした振る舞いである。かたや文化大臣のジルベルト・ジルはニューヨークの国連本部で演奏してる。アナン事務総長がボンゴで参加してる映像もあるそうで、驚きである。芸術家として音楽を深めることだけじゃなく、国民や社会の前に露出し、直に訴えることの重要性が分かった上で、それを実践できてしまっている凄さを感じる。やはりトロピカリスタである。
夜は冨田氏(key)と飲み。祐天寺の居酒屋「ばん」。中目黒店が閉まって、祐天寺に新たに店をかまえた。この店のすごさは、見ず知らずの客同士で話が始まること。昔はそんなこと、居酒屋でも珍しくなかったに違いない。スペインのバールさながらに、たまたま居合わせたオヤジ、あきらちゃん(58)と話し始める。オバチャンには尻と顔をなでまわされる。
あきらちゃんに話を中断されながらも、冨田氏といろいろ話す。面白い音楽が始まりそうである。その後公園に移動。夜桜を見てしばしマッタリ。いい夜でした。
写真はWillie氏がブラジルから持ち帰ったアイドル人形、あきらちゃんと世相を切りあう冨田氏。