CDプレス屋さんで雑談。

今日は午後から横浜の日本大通りにあるCDプレス&印刷屋さんへ。
今までより安くて質の良い仕上がりの業者さんはないかな〜、と思ってネットで探して見つけたうちのひとつだ。
WEBサイトの感じや、telしたときの先方の声に何かを感じたのでわざわざ横浜まで出向いたのです。
狭い店内、入り口にベニヤで自作したようなスピーカーがずらり。やはり、タダ者ではなさそうだ。
ジャケの話から始まり、CDプレス時の原盤となるスタンパーの品質、香港と台湾の工場の違い、独自開発の新型ジャケ(そのまま切手貼って定形郵便で郵送可、しかもコスト安い)のことなどなど。
話が盛り上がってきて、会社お始めになったきっかけは何だったんすか?って聞くと、CDプレーヤー(デッキ)を自作販売していたのが、CD盤そのものに興味が移っての結果とのこと。つまりこの方、CDプレスマニアだったのでした。マテリアルとしてのCDへの愛情があふれ、自作根性は相通じるものを感じた。プレスの仲介屋さんなんて、レーベルの副業だったり、格安&粗悪なプレス工場を平気で使ったりと、大半は”あこぎ”な商売してるんです。こうして額に汗してCD盤を語る人なんかいません。見積もりを待つことにして会社を後にする。
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最近ゲットした阿久悠作詞集「人間万葉歌」5枚組ボックス。歌謡曲の歴史教科書、といえる内容。


2 Comments

  • 23 2006年2月4日 at 2:50 AM

    >昔の歌謡曲の日本人の生理に逆らわない出来具合、のどに気持ち好い感じ
    団塊世代のいわゆる「西洋人コンプレックス」の象徴がGSだったと思うのです。ビートルズのマネしても、それを日本風に加工しても、日本のポップミュージックは出来なかった。たとえるなら、短足なのにジーパンを無理矢理履こうとしていた、生理に逆らっている感じです。その挫折を乗り越えたひとつの到達点が歌謡曲だった思います。言葉のリズムが、アレンジとしてのリズムに勝る影響力を発揮して、音楽を先導していたということは、世界的に見るとポップミュージックの健全なありさまだと思います。

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  • mash 2006年2月3日 at 2:36 AM

    スピーカーケーブルだったか,シールドだったか?自作について、にいみくんが日記に書いていたことを楽しく思い出したよ。(笑)
    CDプレス屋さん訪問、すごく楽しそうだね。もちろん仕事のうちだろうけど、打ちこんでる人にあって話を聞くのは気持ちの良いものです。
    出来あがりが楽しみだ!
    歌謡曲と言えば、この間深夜NHKのAMで小柳ルミ子の小特集を偶然聞きました。作家陣は良く分からないけど、昔の歌謡曲の日本人の生理に逆らわない出来具合、のどに気持ち好い、頭蓋骨(耳と耳の間の響き?)に気持ち好い感じに、ちょっとだけ感動してしまいました。(深夜のテンションで一緒に歌っちゃったということでーす。(笑))

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