東洋人でした。

ちょっと前のこと、祐天寺のマーゴ(margo)で小さなライブ。生音で歌(ときわさん)とギターの演奏をさせていただいた。生音、さらにさらに、満員御礼のため、お客さんとの距離30cm。
こうなると、むき出しの音と存在のリアリティをお客さんにぶつけるのみだ。たとえば西洋の教会など、音楽(聖歌)の神秘性を高めるために、音が響きまくるハコにしていて、反対にこの日は、エコーもマイクも無いカラオケ屋を想像してみる。そういう意味で、マイクや残響音に頼れないときに、ギターのどういう音に活路を見出したかというと、、、弦がネックに当たる音とか、ヘッドの鳴る音とか、広大なダイナミックレンジとか。普段マイクじゃ拾えないような部分。邦楽やインド音楽で聞けるような音を出す方に走ったのでした。無意識に。あ〜、俺は東洋人だった、と気付かされた夜でした。そういえば吾妻さんのエレキ三味線は、竿と弦があたる「さわり」の音もマイクで拾うつくりだそうだ。欲しいかも。。
でもですね、実は最近、古〜いギターに、そういう音まで拾うマイクをつけようとしているところです。数々の困難、改良を経て、ようやくそれがもうじき完成する。はたしてどんな音を奏でてくれるのか、超楽しみ。


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  • 路地裏Cafe 2005年12月8日 at 11:57 PM

    DOIS MAPAS (ドイスマパス)LIVE!

    今夜は祐天寺margo(マーゴ)でDOIS MAPASのLIVEを楽しんできました。 ちいさなお店は、約20人のお客で満員でした。 いちばん遠い人でも、ステージまで5メートルと離れていなかったでしょう。 木下ときわさんの優しい歌声と、新美博允さんのギター+楽しいお話 (この日、…..

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