録音の秋。

スタジオに機材を持ち込んで、
ときわさんと
歌とギターで録音をしています♪

10月11月は、温度湿度がちょうどいい、
楽器の音がよく鳴る気がします。
寒くなる前で指もよく動くし、
空調の音の心配もない。

なので、
金木犀が匂ってきたら録音、
て思ってます。
そんな呑気なこと、いいご身分で、
って思われるかもしれませんが、
この時期にタイミングを合わせるための準備や、
今だ、っていうこの時に間に合わせるスピードは、
かなりのもんです。
自然の変化は、ものすごいスピードなんだ、
ってことをここでも感じます。

1年中スーパーに野菜がある、
24時間ずっと店が開いている、
ってことに慣れてしまってるせいか、
自分も1年中24時間なんでもできるはず、
ってなってますが、
そんなわけない、と思うんであって。

ところで録音の仕方、
かなりユニーク。

ヘッドホン、使わず。
トークバック、要らず。
歌はマイクスタンドでなくハンドマイク。
それから照明を持ち込んだり、
歌っているときは
外野から見えないように
ついたてを置いたり。
それは、見られてると歌いづらい、ってことで。
1曲を何回もやって
選んで、直して、
なんてこともせず、
数曲通しでやる。

いまの世のスタジオの、
ほぼ正反対のことが多いんですが、
自分が「入り込める」環境を作れればそれでいいと思ってます。
難しい言い方かもしれないですが、
自分たちにとっては、
無意識を活性化できる場所を作れれば良かったんだ、
って気づきが大きかった。

で、それでいながら
いい音で録れるのか。
そこがポイントだったんですが、
今回はうまいやり方をひらめいて、
いい音で録れています。
秋のスピードに乗って、
テンポよくやってます。