相当気をつけていないと

ということがある。
たとえば30過ぎてみんな腹が出てきた、
でもあの人はシマった腹で、
実は毎日の食事や運動に気をつけてるそうだよ、
相当気をつけてないと、
あれをキープできないよね、とか。
年相応に腹が出てもいいじゃないか、
という議論はさておき。
体と同じように、
心もそういう話があるんじゃないか、
最近そう感じてきました。
ちょっと油断すると、
オトナ的ずるいことを
考えている自分がたまにいる。
それはぼくの場合、
「付き合い」を優先させたり、
ということに出ます。
楽しいと思わない場所に顔を出したり、
適当に、良い、と口走ってしまったり、
とりあえず円滑に、とかいうことを、
僕はやってしまいがちだったと思います。
それも大事なんだが、
でもそうじゃなく、
正直さがいいことだってある。
ツマらん大人出来上がり、となる
分岐したレールの一歩前で
そっちじゃなくてこっち!と
いつも教えてくれるのは音楽です。
自分の演奏を録って聞いたり、
映像を見たりすると、
それがツマらんこと考えてるオトナなら
ツマらん音してます。
これだけは演技でも隠しようがない。
そこでやっと、アレッと気づく。
自分が気づいていないうちに
そうなるのだから、
心は体より、
腹が出てきたのが見えないぶん、
タチが悪い。
自分のまわりで知る限り、
思い起こせば
面白い大人は
相当気をつけていたみたいだ。