名古屋だけ景気いい感じ。

遅い帰省と、人と会って話したいことがあったので名古屋へ。
久々に市内を見回して感じたのは、新車多い!新しい巨大ビル多い!ということでした。
「景況感に地域格差」
とのこと。なんだか、町ゆく人々かなり元気です。景気良い顔してます。今日東京帰ってきて、人々の顔が暗くて殺気立ってるのを感じた。いよいよ地域格差の時代か。
そんな中、岐阜の某地銀に勤める中高級友のT君たち数名と飲んで話す。名古屋の好況をよそに、岐阜はこれまで産業の柱だった繊維業が超不振で、町全体がヘコみまくってるのです。旧市街はシャッター商店街と化し廃墟のよう…。愛知岐阜三重は、東海三県などと言って、密接につながってきただけに不思議な現象だ。
で、音楽業界も商業的には岐阜なみにヘコみまくっている時期、どうしたら岐阜の景気が良くなるんだろうね、とか、どうやったら音楽が面白くなって売れるんだろうねっていうお話。地域再生も、音楽文化の活性化も、とかく理想像のみを語りがちなことなんだけど、はっきり言って最初に大事なのは、「お金」。
二宮尊徳の言葉、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」。三十路を目前にひかえた男に、寝言だけを語ってる余裕ないし。
楽曲を証券化したり、原盤制作費をプロジェクト単位で資金集めして配当したり、ってのはその一例で、他にもいろんなお金にまつわるアイデアなどなど。小規模なところから、どういう人を集めて、どうやってお金を集めて、何をするのか、ってことを考えるのは、単純にワワクします。自分を実験台にして、僕個人が時代にあった音楽家生活をしていければ、ってところから考えてみる。
岐阜のことでいえば、アフガニスタンがそうだったように、岐阜といえば何々、っていう売りが無いために、国際社会、日本社会から忘れられがちな県なんだと思う。人やお金が岐阜にも通うようにするには、文化的、経済的魅力がなきゃいけない。随分大きい話になってきた。でも地銀の存在意義ってそこだからね、がんばってみんなで知恵をしぼりましょう。
観光で、産業で、サッカーで、、、いろんな町おこしがありますが、音楽で、とか考えると、ブラジルのエスコーラのような音楽を柱にした地域コミュニティーシステムとかつくってね、老若男女入り乱れて盛り上がるカーニバル的イベントをその発表会的目標に掲げたりとか、そういうこと。これは私感だけど、年に1回「何々ジャズフェスティバル、ロックフェスティバル」とかやるだけではだめだと思う。年間をとおした文化的継続性、分断された世代をつなぐシステムがないと、単発の単一世代祭りにしかならない。
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岐阜の居酒屋。つき出しにアユ?の甘露煮が一人ひと皿ずつ出されて全員仰天。。そのまま岐阜に一泊。


2 Comments

  • 23 2006年1月21日 at 3:57 PM

    高山は昔からがんばってるよね。
    名古屋とつながりの深い岐阜市がヘコみ中なんだが、市内で高山みたいな観光名所っていったら…、清洲城くらい?

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  • is 2006年1月18日 at 10:07 PM

    岐阜の高山に昨年姉と行きましたがかなり良かったですよ。9月末でしたが、カップルが多かったし、外国人観光客(ドイツ人)も多かったです。高山とかはかなり観光案内(外国人向け)に工夫したみたいですね。

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